はじめに
やっと終わった代表ウィーク。
日本のサポはシリア戦の放送がないという前代未聞の事態もあいまり、サッカーからかなり離れることに。
毎回ですが楽しみですね。
ただ毎回ですが皆パフォーマンス低いのがキツい。
得点者
ニューカッスル 4-1 チェルシー
得点:前半13分 アレクサンデル・イサク、後半15分 ジャマール・ラッセルズ、後半16分 ジョエリントン、後半38分 アンソニー・ゴードン (ニューカッスル)/前半23分ラヒーム・スターリング (チェルシー)
試合前
マンチェスターシティと壮絶な死闘を演じたチェルシー。
勝点1にこそ留まったが、スパーズ戦と合わせ勝点4、内容も伴った試合でサポーターの期待はかなり高まった。
それだけに良い流れを断ち切られるようなインターナショナルマッチウィークはモヤモヤが残るが、こればかりは致し方ない。
いわゆる「FIFAウイルス」に罹らず帰ってくることを祈るだけである。
また明るいニュースも出始めており、特にPSMで怪我を負ったクリストファー・エンクンクの出場期待が高まっていた。
今夏最大の新戦力をはじめ、徐々に怪我人も戻りつつある。
逆に対戦相手のニューカッスルはこのタイミングで怪我人が続出。
見事な戦績でCL出場権を獲得したが、やはり選手層は悩みの種だったか。
それでも主力が離脱する中、安定した成績で今季も上位争いにしがみついている。
試合内容
スピード感のある立ち上がりでいきなりボルテージが高まるセント・ジェームズ・パーク。
その期待に応えるかのごとく、復帰のイサクが先制点を奪う。
ラストパスを出した17歳のマイリは見事だったが、その前に簡単に横パスを通されたのはいかがなものか。
またも先制点を奪われたチェルシーだったが、今度はまたもこの男が輝きを放つ。
カウンターからフィニッシュまではいけなかったものの、獲得したFKにラヒーム・スターリングがスタンバイ。
ポープが動けない完璧な軌道で同点弾を叩き込む。
新たな武器を開眼させたスターリングで同点に追いつくが、すかさずニューカッスルも反撃。
ジョエリントンが決定的なヘディングシュートを放つも、何故か枠の外に外れ事なきを得た。
カウンターから好機を伺うチェルシーはエンソ・フェルナンデスやコナー・ギャラガーに好機が訪れるも、ポープのセーブもあり逆転には至らない。
ニューカッスルもお返しとばかりにトリッピアーがFKを狙うが、これはバーに阻まれる。
双方仕留めきれない部分はありつつ、妥当なタイスコアで折り返す。
後半開始こそ再びFKのチャンスがあったが、流れはニューカッスル。
不用意なセットプレーを連続で与えると、ゴードンのクロスにラッセルズがフリーのヘッド。
再びセットプレーの脆さを露呈すると、直後にはチアゴ・シウバが痛恨の失態。
自陣でボールを失うとジョエリントンに今度は決められ、いきなり2点のビハインドとなる。
瞬く間の2失点。
流れを変えたいチェルシーはムドリク、ブロヤ、カイセドの3枚替えを敢行。
攻勢に出たいチェルシーだったが、主将のリース・ジェームズがまさかの退場。
2枚目はさておき、1枚目は明らかに不要なイエローで、稚拙な退場になった。
最終的にはうまい裏抜けを見せたゴードンにも沈められ、2試合連続の4失点。
ククレジャも次節出場停止になるなど散々な出来で90分を終えることになった。
高い位置でボールを奪うも、左足のシュートはミートしなかった。
選手採点
GK
ロベルト・サンチェス 5.5
2試合連続の4失点と悔しい出来。
とはいえ相手のシュートはほぼフリーで打たれたものでGKとしての責任は薄い、、
ものの1vs1の弱さはやや気になる部分。
セットプレーの守備やキックでも安定感を欠き、渡した流れを止められず。
DF
チアゴ・シウバ 5.0
前半は見事な守備を披露するなど、相変わらずの老練ぶりを見せる。
ところが後半は痛恨のミスで3失点目を献上。
チームが気落ちする中であまりにも簡単に渡してしまい、試合の大勢を決めてしまった。
年1ある日だと信じで、次節の復活を待ちたい。
ブノワ・バディアシル 5.5
満を持しての復活。
徐々にスピード感にも慣れ、惜しいヘディングシュートなど見せ場もあった。
だが崩壊する守備を止めきれず、最後はゴードンに1vs1を制され4失点目を献上。
ディサシが頼りない中で存在感を見せたかったが、スタメンを決定づける試合にはできなかった。
リース・ジェームズ 5.0
愚行での退場が全て。
前半終了間際のヒートアップも含め、精神的に幼いシーンが垣間見える。
2枚目はさておき、1枚目は明らかに不要だった。
コンディションも上がってきている中で、この試合でも力強いプレーを随所に見せていただけに、あまりにも残念と言わざるを得ない。
主将としての行いをもう少し考えてほしい
マルク・ククレジャ 5.0
左SBとして先発、RJ退場後は右に移った。
DFラインを上げきれず1失点目に絡んでしまうが、隣が慣れないバディアシルな影響もあったか。
スターリングの守備意識が低いこともあり、何度も右から攻撃を受ける展開となり、自身の良さも出しづらい展開に。
攻守ともに良さを出せず、最後はこちらも無意味なイエローカードで次節出場停止。
再びSBは人員不足に。
MF
レスリー・ウゴチュク 5.0
大抜擢ではあったが、期待に応えられたとは言い難いか。
自身のスペースを簡単に手放してしまい、期待された守りは披露できず。
また1vs1でも簡単に抜かれるシーンが目立ち、さすがにプレミア上位には早すぎたと言わざるを得ない出来に、
後半はやや改善されたのが好材料だが、今後も使うには不安が残る。
どこかへローンが本人にとっても良さそうだが、、、
エンソ・フェルナンデス 6.0
代表戦、しかも遠い南米からの帰還にも関わらずハイパフォーマンスを披露。
周りがコンディション調整に苦労する中、自身はしっかりと合わせ、クオリティを保っている点は本当に素晴らしい。
今日のミドルは可能性を感じさせたが、ニック・ポープに阻まれた。
孤軍奮闘の目立つ試合で、申し訳ない気持ちになる。
コナー・ギャラガー 5.5
充実の日々を過ごし、代表にも呼ばれたことが悪い方向へ働いたか。
あるいはこれまでの鉄板だった中盤が変更されたことに影響されたか。
相変わらずピッチ全体を駆け回ったものの、効果的なシーンは少なく、決定機も逸してしまった。
いつものプレートは程遠い出来で、無念の途中交代。
FW
コール・パーマー 5.5
待望の代表初選出となったが、こちらもギャラガー同様疲労の色が滲む。
普段のようなアイデアを見せることができず、パスが相手にかかることも多かった。
もちろん個人で何人も突破するタイプではないので、周り次第な部分もあるため断定は出来ないが、少し休養も必要か。
まもなくエンクンクが復帰という話もあり、併用の道も探したいところである
ラヒーム・スターリング 6.5
絶好調の男はこの試合唯一のチェルシーのスコアラー。
まさかの直接FKを叩き込み、一事は同点となるゴールを奪った。
一方でそれ以外の部分ではこれまでの果敢な突破は見せられず、ウォーカーよりは楽なはずのトリッピアーに抑えられる。
守備面でも貢献度が低く、何度も自身のサイドからクロスを上げられたことも、流れを掴めなかった一因。
好調なのはいいことだが、もう少しチームでの戦い方も求めたい。
ニコラス・ジャクソン 5.0
効果的な動きが少なく、2戦4発の勢いは出せず。
判断に迷っているのか、打てるシーンが0ではないが、振り抜くことができていない。
FWとして自信を取り戻したかに思えたが、本調子には至っていない様子。
こういう試合で点が取れると良いのだが、、
交代選手
モイセス・カイセド 6.0
試合の大勢が決した状態で途中投入。
やはり彼不在の影響は大きく、ウゴチュクではさすがに荷が重すぎた。
とはいえ代表ウィーク明けに無理をさせるわけにも行かず、この問題はずっとついて回りそう。
エンソ・フェルナンデスは知らん。
投入後はビルドアップできっちりと役割を果たし、その重要性を再認識させる。
アルマンド・ブロヤ 5.5
前節のヒーローもこの展開では何も出来ず。
精力的に動き回りボールを引き出そうとするが、さすがに数的不利では難しかった。
サイドに流れて仕掛けられるのが良さではあるが、1人少ないとどうしても迫力を欠いてしまう。
ジャクソンのムラが目立つので、CF候補としてアピールをしたいが、、、
ミハイロ・ムドリク 6.0
こちらも途中投入。
何度か持ち味のスピードから局面をひっくり返すなど、少しは良さを出せたほうか。
それでも直後にパスをミスするなど、悪い部分も出てしまった。
スターリングが好調なだけになかなかスタメンの機会は回ってこないが、多少らしさを残したという点で及第点とする。
レヴィ・コルウィル 5.5
RJの退場を受け緊急出場。
左に入るものの試合の流れを変えるのはさすがに難しかった。
4失点目も彼の責任というわけではないため、次節以降に憂さを晴らしたい。
ノニ・マドゥエケ ‐
監督
マウリシオ・ポチェッティーノ 5.0
代表ウィーク明けということもあり、カイセドを温存しウゴチュクを先発に抜擢。
腹を括った采配だったが、結局は裏目に出る形となり試合の流れを終始つかめなかった。
最終的にはカイセドを投入することにもなり、また退場などで再び人員が枯渇状態に。
一つ気になるのは、チームとして不用意なカードが多いこと。
抗議や時間稼ぎに厳しくなった基準にアジャストできておらず、ある種選手の統制が取れているか怪しい。
自身も同様にスタンドからの指揮となった一戦を顧み、チーム内の規律も見直してほしい。
終わりに
2週間ぶりに見ていい試合ではなかったです。
本当に代表戦って、、、
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