23−24シーズン第6節 vsアストン・ヴィラ(H)選手採点

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はじめに

うまく行かないときは何もかもうまく行かないものです。

といってもうまく行かない時間長すぎない?

得点者

チェルシー 0-1 アストン・ヴィラ

得点:後半28分 ホーリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ)

試合前

得点力不足にあえぐホームチーム。

前節、前々節と得点を奪えずに勝点を落としている。

今節こそ大量得点で2勝目を飾るべく、スタメンには再びミハイロ・ムドリクを起用。

ただあまり機能しているとは言い難かったレヴィ・コルウィルの左SBも継続となり、若干心配さも残る。

またコンディション不良で前節のスタメンからは外れたモイセス・カイセドが復帰。

定番となった、コナー・ギャラガーとエンソ・フェルナンデスとの3枚の中盤でヴィラを迎え撃つ。

対するヴィラは前節3得点でクリスタル・パレスを撃破。

一方でカンファレンスリーグは打ち合いを落とし、やや選手層に不安が残る。

今節ではやや入れ替えつつも、リーグ戦に比重をおいた11人をチョイスした。

試合内容

試合序盤を握ったのはチェルシー。

右サイドを起点に何度かチャンスを作る。

特にセカンドボール奪取に優れたカイセドが何度も球際で強さを見せ、自身で振り抜くシーンも。

またムドリクからニコラス・ジャクソンが決定機を迎えるなど、10番に躍動の気配が漂う。

対するヴィラもセットプレーを軸に反撃。

ルカ・ディーニュやニコラ・ザニオーロが強烈な左足でゴールを急襲するも。波に乗るロベルト・サンチェスがスーパーセーブでこらえる。

前半ATが思ったより短いというトラブルは合ったものの、双方が手応えを感じていたのではというスリリングな展開で前半を終える。

後半立ち上がりも決定的なシーンを作るチェルシーだが、その直後に大きな事件。

ディーニュへタックルを仕掛けたマロ・グストのプレーが危険と判断され、一発退場。

たしかに足裏は見せていたものの、ボールに先に触っていたようにも見え、不満の残る判定に。

一気呵成に前に出るヴィラと耐えるチェルシー。

なんとか防ぎながら反撃の機会を伺うも、28分、カウンターを受けワトキンスに痛恨の被弾。

いよいよリスクを負うしかなくなったホームチームは、怪我から復帰したアルマンド・ブロヤを投入。

全員の運動量をあげて仕掛けるものの、最後までマルティネスの壁を超えられず。

3戦無得点と、苦い敗戦をまた重ねることになった。

選手採点

GK

ロベルト・サンチェス 7.0

今節もスーパーセーブを連発。

体躯を生かしたダイナミックなセービングで最少失点で耐え、ハイボール処理も含め安定感は抜群。

足元でのミスも見られなくなり、いよいよ正守護神の風格が出てきた。

股下を抜かれた唯一の失点は悔しさが残るが、出色の出来だったことは間違いない。

DF

チアゴ・シウバ 6.5

39歳初戦。

おそろしい選手である。

自身が入れ替わられたシーンが決勝点になってしまったため、100点というわけにはいかないが、及第点以上なのは疑いの余地なし。

的確なカバーやタックルは健在で、ゴール前に見事なフィードを送り込むシーンも。

最強の39歳である。

アクセル・ディサシ 6.5

やや低調だったここ最近に比べれば悪く無い出来。

CBとしては持ち前の高さを見せ、相手の攻撃を跳ね返す。

スクランブルとなった右SBでも悪くない、というかアグレッシブなプレーを見せ推進力をもたらした。

むしろ右SBの方が向いているのではないか。

レヴィ・コルウィル 6.0

再び左SBでの起用。

度々起用方法に疑問が出るが、結局今節も解消されたとは言い難い。

とはいえこれは本人のせいなので何とも言えないのだが。

緊急の左CBの方が生き生きとしているような気も心なしか。

失点のシーンは一度はブロックしただけに、惜しい形となった。

対応自体はそこまで悪くはなかったため、これも何とも言い難いが…

マロ・グスト 5.5

抜群の対人守備で日に日に信頼を勝ち得ていた右SBだったが、この試合では痛恨の退場。

痛恨の退場…とは言え、先にボールには触れたタックルではあったため、やや気の毒な印象が強い。

ここ最近は本当に頼り甲斐のある選手になっていただけに、ここから先の3試合が心配だ。

MF

モイセス・カイセド 6.5

コンディション不良から帰還し、ハイパフォーマンスを披露。

時折りロストはあるものの、攻守において存在感抜群で、ボールに高い嗅覚。

守備面でも攻撃面でもクオリティの高さを持つが、故に彼が突破されると一瞬でチームは危険に。

エンソ・フェルナンデス 6.0

数的不利もあり持ち味を出しきれず。

ここ最近は前目での起用が続いているが、やや窮屈にも見える。

シンプルに3列目から球出しに専念させてもいいかも。

もっとも決めない前線に責任があるのも事実。

コナー・ギャラガー 6.5

低調なチームの中で成長を見せる新主将。

怪我でいないRJとスタメン落ちのチルウェルを差し置いた腕章も似合うようになってきた。

ちなみにエンソが巻かない理由は言語の問題らしい。

ただここ最近のパフォーマンスを見るに、実力でもふさわしい出来。

プレーに丁寧さが増し、MFとして大きく成長。

あとは決め切るだけだが…

FW

ミハイロ・ムドリク 6.0

不運な退場の流れ弾を喰らい、無念の途中交代。

決定的なパスを連発するなど、攻撃面で好プレーを見せていただけに惜しい交代となった。

だんだんとらしさを見せられるシーンも増え、徐々に存在感が出てきた。

課題の守備もそこそこ改善傾向にあり、今度は90分しっかり見たい。

ラヒーム・スターリング 5.5

一時の好調ぶりはやや鳴りを潜めたか。

ドリブルのキレはまだあるものの、やはりエリア内での仕事は物足りない。

ニコラス・ジャクソン  5.0

得点以外の貢献度は高いのだが、肝心のシュートが入らなければ意味がない。

今のチェルシーからすると、逆の方がありがたいのである。

この日もチャンスがないわけではなかったのだが、決め切ることができず。

もちろん相手GKの良さもあったが、CFなら仕留め切りたい。

現状頼れるCFは実質ジャクソン1人なので、覚醒を待つしかないのだが…

交代選手

ベン・チルウェル 6.5

グスト退場で緊急出場。

左SBには入ると持ち前の飛び出しで好機を演出。

シュートは決め切りたかったが、やはり正しい位置で使えば相当の武器になることをアピール。

守備でも粘り強く対応し、個人としてのアピールには成功したはず。

次も適正ポジションで見たいところ。

レスリー・ウゴチュク 5.0

中盤の引き締めを期待されるも、空回りの印象。

数的不利のため味方を探す時間が長くなり、判断に手間取った。

さすがに同情の余地が多分にある出場タイミングだったので、気にせず次節以降は頑張ってほしい。

コール・パーマー 6.0

攻撃の切り札として登場するも、結果にはつながらず。

エリア内でチャンスを迎えることもあるのだが、ちょっと難度が高いシーンばかりで得点に結び付いてはいない。

だんだん練度は高まってきているように見える点は期待が集まる。、

アルマンド・ブロヤ –

大怪我から満を辞して復帰。

さすがに復帰前の動きとは雲泥の差で、体は重そうに見えた。

というかシンプルに絞りきれてない気も。

まあこればかりは仕方ない。

今季は準備期間、くらいのテンションで見るべきか。

監督

マウリシオ・ポチェッティーノ 6.0

決して悪い試合運びではなかったように見えたが、退場から暗転。

監督の責任というよりは選手個人の決定力で試合を決めきれなかったことが要因。

ただ監督は責任を取るためにいるというのもまた事実。

あとはオーナーの忍耐力次第だが…

終わりに

FAはなんでこうなのか。

色んな意味で変わらないのは残念な弊チーム。

我々も変わらず応援するので、何とか結果が欲しいですね。

それではまた

コメント

  1. アシエルデルオルノ より:

    いつも苦しく読んでいます笑
    更新頑張ってください

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