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23-24シーズン チェルシー中間報告

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MF

25 モイセス・カイセド 6.3/16試合

リバプールとの争奪戦を経て、英国史上最高額とも言われる200億超の移籍金で今夏加入。

ウェストハム戦でデビューを飾ったが、とんでもなく酷い出来で当時の採点は4.5点だった。

ただそれから4ヶ月で6.3点なのだから、いかにその後頑張ったかということである。

守備力はもちろん、保持している時の展開力も素晴らしく、アンカーとして必要な能力を高い水準で発揮している。

これが新時代の守備的MFか、、、とジョン・オビ・ミケルで育った我々には少々刺激が強い。

初戦こそアレだったが、その後すぐに主力に君臨し、後述の2名と完成度の高い中盤を構成。

残念ながらその2名より代えがいないので、後半戦もブラックな労働環境は引き続きそう。

8 エンソ・フェルナンデス 6.2/16試合

後述その1。

元祖ブラック労働でおなじみのエンソ・フェルナンデスさん。

昨季から引き続き、ずっと先発出場していたが、慢性的な負傷が限界を迎え、前半戦の最後をわずかにお休み(すぐ帰ってきた)。

ハイクオリティなキックでゲームメイクを担い、時には巧みな足技で時間を作る。

さらに南米の選手らしくファイター気質もあり、MFとしての完成度の高さはさすがにさすが。

ただ後方からの組み立てに力を発揮するタイプで、トップ下で走らせたり突破させたりは宝の持ち腐れ感が否めなかった上に、そこまで効果的でもなかった。

課題は引き続きパスに比べて異常に下手なシュートだが、ブライトン戦でようやくリーグ戦初ゴールを(ヘディングで)記録。

しっかり及第点以上なのはさておき、現状が「エンソ・フェルナンデスの価値の最大化」になっているかはやや疑問。

最近は疲れも見え始めているので、上手い使い方をチームで探したい。

23 コナー・ギャラガー 6.2/18試合

後述その2。

前半戦で最も成長した、そして最もサプライズを産んだプレーヤー

中盤の低い位置でのプレーに当初は苦戦していたが、足元の大幅なレベルアップでこれに順応。

豊富な運動量と確かな技術を併せ持つ番犬に進化し、今夏に抜けた攻撃的MF達を忘却の彼方へ。

広範なエリアを走り回り、ゲームメイクからフィニッシュ、さらにはプレスに対人守備まで。

フランク・ランパードがちらつく覚醒ぶりで、前半戦の合格点はもちろん超えてきている。

野戦病院状態のチームで、先発ばかりの18試合出場も評価ポイントで、削られてもすぐに立ち上がる。

逆にちょっと怖い。

4.5点をつけた第14節ブライトン戦では不要な退場でチームを危機に晒し、不在の翌節マンチェスター・ユナイテッド戦でチームは完敗。

退場自体はもちろん反省だが、ギャラガーを欠いた中での不甲斐ない試合は、彼が特別な選手になったことの裏返しでもあった。

当然トッテナムに売れるわけなどないのである。

(チェルシー公式より)腕章を巻く試合も増えた

16 レスリー・ウゴチュク 5.5/10試合

こちらもお得意のフランスルート。

へー、10代の大型MFねー、プレミアにレンタル出せたら良いなーとか思っていたら普通に残留していてそこそこ試合に出ることに。

既に出来上がったフィジカルとどことなくロフタスチークを思わせる強引さは非凡な一方で、さすがに判断スピードが追いついていないシーンは隠しきれず。

点差があって余裕がある時は良いのだけれど、守備固めで出すのは誰にとっても心臓に悪いし、先発出場でも1人で中盤を任せるのはさすがに厳しい。

正統派アンカーということで戦力になれば相当大きいのはわかるものの、今の責任度はちょっと荷が重い。

45 ロメオ・ラビア 5.5/1試合

カイセドとラビアのどっちが来るのか、という話題で持ちきりだった今夏。

終わってみれば2人とも獲得していた。

ただし後者は全くチームに合流できず、初出場が第19節。

ここから出場機会を!と思いきや一瞬で怪我した。

採点なんかできるかい。

17 カーニー・チュクエメカ 6.5/2試合

終盤で離脱したラビアに続くは序盤で離脱したチュクエメカ。

PSMからスタメン枠で使われ、第2節では巧みな足技からセンス溢れるチェルシー初ゴール。

これがチュクエメカを見た最後の試合になるなんて。

20 コール・パーマー 6.4/15試合

前半戦のベストプレーヤーと言って良いでしょう。

エンクンクの離脱を受け、マンチェスターシティから補強。

才能は既に認められていたが、ほとんどプレミアで実績のない若手に相応の移籍金とプレッシャーを与える賭けだったのは否めない。

結果として、これは大成功となった模様。

左足から繰り出されるクリエイティブなプレーはチームに創造性をもたらし、PKキッカーとしても100%成功中。

足元はもちろん、頭脳面でも優れ、鋭い読みからのパスカットやランニングの質も◎。

獲得当初こそ途中出場が続いたが、今では押しも押されぬ主力である。

周りとの連携にはまだ改善の余地があり、後半戦はさらに数字を伸ばせそう。

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