24‐25 第12節 vs レスター(A)選手採点

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はじめに

負けられない戦いはこっち。

得点者

レスター 1-2 チェルシー

得点:後半50分 ジョルダン・アイェウ (レスター)/前半15分  ニコラス・ジャクソン、後半30分 エンソ・フェルナンデス(チェルシー)

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試合前

マンチェスターユナイテッド、アーセナルとの連戦を終え代表ウィークに入ったチェルシー。

シーズンの1/3に差し掛かる中で3位につけており、悪くないスタートを切ったと言えるだろう。

一方で同勝点に4チーム、4差の中に11チームがひしめき合う大混戦で、毎節激しい順位変動が起きそうだ。

また独走態勢に入りだしているリバプールはさておき、ロドリ不在のマンチェスターシティもこの集団に飲まれつつある。

チェルシーの現実的な目標であるCL権には、多くのライバルがいるという現状だ。

代表ウィーク明け、重い身体で迎える仕切り直しはレスターが相手。

1年で復帰を果たした昇格組はチェルシーとも移籍やタイトル周りで縁のあるチーム。

あの頃とはお互いに随分変わったが、生ける伝説ジェイミー・ヴァーディーはいまだ健在だ。

今季は実力が近しい相手にはしぶとく勝点を拾う一方、中上位層相手には苦戦が目立つ。

そのヴァーディーが負傷、同じく攻撃を牽引するファクンド・ブオナノッテも出場停止と風向きはチェルシー。

とはいえ同じく下位に沈むクリスタルパレスに勝ちきれなかったりと、「正義の味方」ムーブには事欠かないのがこのチーム。

難しいコンディションの中で勝点3を重ねられるか、チーム力が求められる試合だ。

リーグ戦のスタメンは固定していたマレスカだったが、この日はターンオーバーを実施。

バーマーとの共存の可否が取り沙汰されるジョアン・フェリックスが左WGに入り、中盤はエンソとカイセドのコンビに。

再負傷で離脱したリース・ジェームズと体調不良のマロ・グストを欠くバックラインはほぼ3バックに。

ウェズレイ・フォファナ、レヴィ・コルウィルに加え、ブノワ・バディアシルが左CBに入り、ククレジャが押し上がった。

対するレスターはヴァーディーを頂点に置き、エルカヌースとマカティアが両翼に。

どちらもメンバーをいじりながらの戦いとなった。

選手採点

GK

ロベルト・サンチェス 6.0

ゴールを脅かされるシーンは少なく、1失点もPKはやむなし。

それよりもやはり足元が気になる。

この試合でもアバウトなパスからピンチを招き、味方に負担を強いる。

今日は失点に繋がらなかったが、さすがに毎試合同じことを言われてるのはいかがなものか。

一応及第点とはしておくが、現状最も不安なポイントの一つだ。

DF

レヴィ・コルウィル 6.0

3バックの中央に近い位置でバックラインを統率。

相手のプレッシャーがさほどなかったこともあり、よくボールに触れた。

一発を狙うレスターにも落ち着いて対応し、波状攻撃に繋げる。

変則的な布陣ながら、見事にアジャストしていた印象だ。

最終盤には肋骨を痛めていた模様。

欠かせないCBなので、大事ではないことを祈る。

ウェズレイ・フォファナ 6.0

キング・パワー・スタジアムに凱旋。

しっかりとブーイングを浴びていた。

右SBのような位置に入り、レスターのカウンターをストップ。

対応人数が多かったこともあったが、無難な対応を見せた。

他方でやはりサンチェスとの連携は微妙なのか、繋ぎがノッキングする場面も。

割と一緒にやっているのだから、もう少しなんとかならんのか。

ブノワ・バディアシル 6.5

DF陣の受難を受け、今季プレミア初先発。

カップ戦ではやや不安なプレーぶりだったが、この日は見事なパフォーマンス。

得意のインターセプトが光り、攻撃の起点となる縦パスも。

メンタルとプレーが直結する、というのがこの選手の常だが、開始直後にいいプレーが出たことが大きかったと予想。

スイッチをどう入れるかが問題なDFである。

このプレーが続けば当然大きな戦力になれるだろう。

マルク・ククレジャ 6.5

代表帰りの疲れを見せず、豊富な運動量で左サイドを走り回る。

フォーメーション的に中盤に入るかと思いきや、普通にタッチラインを駆け上がっていた。

後ろがCB3枚ということもあり、この日は攻撃的な振る舞いも目立った。

惜しくもオフサイドとなったグラヴンダー、2点目に繋がった浮き球とクロス精度も成長の兆し。

守備でもデュエルの強さを発揮し、確固たるポジションを築いている。

MF

モイセス・カイセド 6.5

この人だけ平均点がバグっている。

攻撃的な布陣を成立させているのはカイセドという存在そのもの。

攻守のあらゆる局面に顔を出し、深いタックルから楔のバスまでなんのその。

南米移動を考慮され(?)この日は80分という早め(?)の退勤。

お疲れ様です。本当に。

エンソ・フェルナンデス 7.5

満を持しての先発復帰。

高い位置での起用には賛否があるが、この日はそれが当たった格好。

先制点のシーンに絡むと、後半にはこぼれ球にしっかりと詰め今季リーグ戦初ゴール。

貴重な追加点を挙げチームの勝利に大きく貢献した。

プライベートでは別居報道後、新しい彼女が出来たとの話も。

ゴールセレブレーションには電話のパフォーマンスをしていたが…?

FW

コール・パーマー 6.5

前節はリサンドロ・マルティネスに削られ、今節はエンディディに削られた。

足裏は本当にやめような。

ジョアン・フェリックスと並び、クリエイティブなパスで攻撃を牽引。

特に後半は右サイドに陣取り、自身もほぼ得点というところまで迫った。

まさかマドゥエケにブロックされるとは誰も思っていなかったが、苦笑いと共にハイタッチ。

精神年齢の高さも際立っている。

ノニ・マドゥエケ 6.0

ここ最近はペドロ・ネトがアピールに成功。

序列が少しずつ、、、と思いきやそのネトは負傷離脱。

マドゥエケもどちらかと言うとスぺ側だったはずだが、ここ最近は元気でありがたい。

この日は好機を仕留めきれず、決めたかと思いきやオフサイド。

パーマーのシュートブロックもしてしまい、ノットヒズデイだった。

良きライバルにもいることだし、そろそろ結果が欲しいところ。

ジョアン・フェリックス 6.0

ついにリーグ戦で先発出場を掴む。

絶対的なパーマーとの共存できることを示せるか、勝負の一戦。

結果はうーん、微妙だった。

ボールを受けようとする意識や随所で見せるテクニックはさすがで、献身的な守備も。

ただこの日求められた数字は残せず、不完全燃焼の途中交代。

ネトの台頭やサンチョの復帰、増えるライバルを前にアピールは足りなかったか。

ニコラス・ジャクソン 7.5

本格的に覚醒のシーズンになったか。

相手の拙守もあったが、体をぶつけながら強引にボールと先制点を奪取。

CFらしい一撃で大きな1点目を奪うと、苦手なはずのヘッドで2点目も演出。

頼もしいゴールシーンは単なる得点以上の勝ちがある。

まだエリア内の動きに課題はあるが、これも今後の伸びしろでしかない。

交代選手

ロメオ・ラヴィア 5.5

クローズを任されカイセドと交代で出場。

入りは悪くなかったが、終了間際にPKを献上。

スコアや時間帯から大勢に影響はなかったが、役回りを考慮すると要反省。

エンソの躍動もあり、このポジションの争いも激しくなってきた。

クリストファー・エンクンク 6.0

ジャクソンに代わり途中出場。

時間が短かったこともあり、見せ場はつくれず。

それでも前線でのキープなど最低限のプレーは果たす。

ジャクソンが好調ではあるが、彼の力が必要になる日は必ず来る

ジェイドン・サンチョ -

キアナン・デューズバリー・ホール -

監督

エンツォ・マレスカ 6.5

昨季まで指揮を執った古巣へ凱旋。

代表ウィーク後かつ右SB不在という困難な状況も、柔軟な選手起用で乗り切った。

スコアこそ僅差だが、実力差をしっかりと見せつけた完勝と言って良い出来だった。

フェリックスやバディアシルの起用など試用運転もこなせ、勝利以上の収穫も。

デューズバリー・ホールを出す粋な演出も見せた。

終わりに

この時期は勝てれば何でも良い

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