24-25 第29節 アーセナルvsチェルシー(A)選手採点

この記事は約8分で読めます。

はじめに

大一番

得点者

アーセナル 1-0 チェルシー

得点:前半20分 ミケル・メリーノ (アーセナル)

試合前

サウサンプトン、レスターを下しプレミアリーグ4位に浮上したチェルシー。

フォファナ、バディアシルといったCB陣が戻り、昇格組とはいえ2試合連続のクリーンシート。

守備の安定は好材料だろう。

連戦に組み込まれたカンファレンスリーグではコペンハーゲンを2戦合計3-1で撃破。

前半は低調な出来、後半から主力を投入しギアを上げるという戦い方で、まあ様々な意見はあるだろうが勝ち抜けを決めた。

ここ数試合は格下相手ばかりというのが実情だが、しっかりと勝ち切っていることが重要だ。

守備の安定に対し、不安なのは攻撃陣。

レスター、コペンハーゲンとの2戦は消化不良の1得点。

コール・パーマーが不調に陥り、今はマルク・ククレジャがチームのエンジンになっている。

代表ウィーク後にはニコラス・ジャクソンをはじめとした攻撃的プレーヤーがケガから戻ってくる見込みなだけに、なんとか耐えたいところ。

リーグ休止前、最後の試合はアーセナルとのビッグロンドンダービー。

ここ数年アーセナルに勝てておらず、前回対戦はドローで決着。

2位に位置するライバルとのアウェーマッチなだけに、簡単な試合にはならない。

アーセナルはCLとの連戦だが、1stレグで大勝していたため主力を温存して2ndレグを終えられた。

日程的に苦しいのはチェルシーと見て良い。

優勝争いではリバプールが完全に独走態勢に入っている一方、CL権争いは大接戦。

4位チェルシーの背後にはブライトン、ニューカッスル、アストンヴィラといった面々が入れ代わり立ち代わり。

3位のフォレストも安泰ではなく、最終盤までもつれ込みそうだ。

何とか勝点をもぎ取りたいチェルシーのスタメンは、コール・パーマーがまさかの不在。

エンソを中盤前目の位置に置き、リース・ジェームズが中盤に入る布陣となった。

バックラインにブノワ・バディアシルが入る守備的な形で、コルウィルと合わせ左利きが二人並んだ。

苦しい台所事情はさらに悪化しているが、相手はロンドン最大のライバル。

意地を見せたい試合となった。

選手採点

GK

ロベルト・サンチェス 5.5

リーグ戦2戦連続の先発出場。

信頼を取り戻した、、、とは言い難く、この日も前半の早い時間に大ピンチを招くキックミス。

結果アーセナルサポーターから試合通じて煽られた。

後半はメリーノのシュートをファインセーブするなど、ショットストップでは安定感を取り戻す。

後半は割り切って蹴ることも多くなり、目立つミスはなくなった。

とはいえさすがに最後尾に置くには怖すぎる選手という印象は変わらず、引き続き論争は続きそうだ。

DF

レヴィ・コルウィル 5.0

バディアシルを起用した都合上、この日は右CBの位置でプレー。

利き足の都合上かなり窮屈なプレーにも見えた。

不安定な脇の二人を支える役に徹した感はある。

プレスに来るアーセナルに対し、得意のキックは封じられ、狭い方へと追いやられた。

メリーノとの空中戦にも苦戦し、良さを出すことは出来ず。

消化不良の一戦となった。

ブノワ・バディアシル 5.0

久しぶりのリーグ戦での先発出場。

左利きを二人並べる布陣だったが、彼の方が蹴りやすい左に立った。

守備の引き締めや左のビルドを担いたかったが、どちらもクオリティ不足。

1失点目はセットプレーからだったが、彼が簡単に突破されたことで奪われたCKだった。

後半は徐々に修正し、タイトな守備が見せられるように。

一方で保持時は打開できるパスがほとんどなく、彼からのパスを狙われていた印象。

抜擢に応えられたとは言えないパフォーマンスだった。

ウェズレイ・フォファナ 5.5

右SBに近い位置に入り、迎撃を担う。

クロスに身体を張るシーンは良かったが、それ以上にフラストレーションを露にするシーンが多かった。

熱いプレーは結構だが、あわや退場という場面もあった。

不要な遅延行為でカードを貰うなど、精神的に幼いプレーは誰かが注意すべき。

能力の高さは折り紙付きで、個人で打開するシーンもあっただけにもう少しメンタルの成長を期待したい。

リース・ジェームズ 5.5

ほぼマンツーという戦術で、中終盤を広くマーク。

ライスに着く役割を託された。

保持時は中盤から時には最終ラインまで下がり、裏に落とす浮き球は数少ない突破口となった。

ただ彼の正確なキックをそれだけに使うのはやはり惜しく、本来であればクロスやシュートで輝く場面を増やしたい。

中盤も出来るが、良さが半減してしているのは相変わらず。

無理をさせない方針もあるのだろう、終盤に途中交代。

マルク・ククレジャ 6.0

マルティネッリとティンバーの攻撃に苦戦。

ここ最近は唯一とも言える攻撃の核だったが、守備に走る時間が長かった。

それでも前半最大の決定機となるボレーを放つなど、豊富な運動量で徐々に前での存在感を発揮。

後半はより意識的に前に立ち、起点作りも担う。

それだけに裏のスペースが何度か空いてしまったが、ここも驚異的な戻りでカバーした。

今や計算できる唯一のストロングポイントになりつつあるが、この日は及ばなかった。

MF

モイセス・カイセド 6.0

安定しないバックラインの前で、一人奮戦。

身体の強さとしなやかさを見せ、無理の効く駆動で攻守を支える。

アーセナルのプレスにも質的優位で打開した。

かなり多くのタスクを背負わされたかが、何とかし切れるのはその能力の高さ故。

展開から潰しと、あらゆる場面で頭一つ抜けたプレーを見せるが、結果には繋がらなかった。

イエローは回避し、次戦も出場可能なのは救いだ。

エンソ・フェルナンデス 5.5

トップ下の位置で精力的に動く。

流れを掴めない時間でも気持ちは見せ、チームのファーストシュートを記録。

戦う姿勢を見せ、パーマーとは違ったプレーでチームを牽引。

ポジション上、慣れないポストプレーを行わざるを得ないことが多かったが、さすがに相手が悪くキープは出来なかった。

密集する相手に素早い展開やセットプレーで活路を見出そうとするも、ことごとく沈黙。

攻撃の糸口を見つけられなかった。

FW

クリストファー・エンクンク 5.0

パーマー不在も、中央ではなくやはり左サイドで先発。

良さが出せたとは言い難く、ボールに絡めない時間も長かった。

加えて守備の緩さが見られ、対面の相手にあっさりクロスを上げられることもしばしば。

後半はククレジャと絡み起点となろうとするが、フィジカルで劣勢のため効果的なプレーは出来なかった。

期待されたエリア内でのプレーはほとんどなく、この日もずっと迷子。

インパクトを残せず後半途中交代。

ジェイドン・サンチョ 5.5

右サイドでの先発出場だったが、徐々に左にシフト。

狭いスペースの打開を狙ったが、固い守備に苦戦。

両サイドで活路を見出そうと奮闘したが、数的不利となる場面も多く、エリア内に踏み込むことがほとんどできなかった。

テクニックはあるが怖さのない選手になってしまっている。

後半はボールに触る回数も減り、プレゼンスも低下。

ジョージとの交代でピッチを後にした。

ペドロ・ネト 6.0

最前線での出場も、この日は右サイドに流れ突破を図ることが多かった。

推進力を持った仕掛けで踏み込みを試みるが、中に合わせる選手がいなかった。

それでも苦しい時間帯の失地回復は大きな価値があり、チームを何度も助けた。

固いCBのブロックの前に弾かれることが多かったが、強引な左足やドリブルが好機に繋がることも。

不利な状況で受けることが多いが、なんとかしてくれる選手。

何とか報われてほしかった。

交代選手

タリク・ジョージ 5.5

サンチョに代わり交代出場。

右サイドで新星スケリーと相対。

ボールを受けられないわけではなかったが、その後のクオリティはかなりの課題。

パスミスやアバウトなクロスでチャンスを潰してしまうことに。

インパクトを残すアーセナルの若手プレーヤーを前に、自身の価値は見せられなかった。

キアナン・デューズバリー・ホール 6.0

エンクンクに代わり途中出場。

慣れないサイドでのプレーだったが、ボールに絡もうという意欲は見えた。

個人で打開する選手ではないため、受けて叩くというシンプルなプレーに徹した。

フリーランも含めやる気は見せたが、一方で試合に与えられた影響は少なく。

好機を作れないままタイムアップ。

ロメオ・ラヴィア 5.5

ケガからの復帰戦。

らしいプレス回避など、久しぶりの出場ながららしさを見せる局面も。

たださすがに時間も短く、コンディションもこれからか。

復帰は朗報なので、これから上げていくしかない。

マロ・グスト ‐

トシン・アダラバイヨ ‐

監督

エンツォ・マレスカ 5.0

パーマーを欠き、ただでさえ少ない攻め手がさらに減る苦しい台所事情。

カンファレンスリーグの立ち回りのせいでもあるので、遠因と言えば遠因だが。

バディアシルの起用やマンツーマンはさほど機能したとは言い難かった。

唯一選択肢の多いCBでチョイスを間違えた感は否めず、これは起用した側の問題だろう。

後半はボールを保持できたように見えたが、どちらかと言えばアーセナルのゲームプランに乗せられた格好。

ほとんど打開策を講じられず、予定調和の敗北にも見える。

エクスキューズが多いのはわかるが、、、

終わりに

早くみんな帰ってきてくれ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました