はじめに
なんか毎日試合してません?
得点者
ブレントフォード 0-0 チェルシー
得点:なし
試合前
前節スパーズをウノゼロで下し、代表ウィーク明けの一戦を勝利で飾ったチェルシー。
エンソ・フェルナンデスが決勝点を決め、相方のモイセス・カイセドも躍動。
今季のチェルシーを支える三列目が大活躍の試合となった。
そして何より大きいのは怪我人の復帰。
ニコラス・ジャクソン、コール・パーマー、ノニ・マドゥエケらの攻撃陣が帰ってきた。
エンソのゴールもパーマーのアシストで、選手層に厚みが戻ってきた。
いよいよプレミアリーグも30節を過ぎ、終盤戦に差し掛かる。
怪我人なくシーズンを駆け抜けたいところだ。
今節の相手はブレントフォード。
対戦成績は芳しくないが、直近の対戦では2‐1でチェルシーが勝利。
期待が集まるのはその試合でもゴールをマークしたジャクソンだ。
復帰戦となった前節は得点こそなかったものの、ポストプレーや収めるプレーでチームに大きく貢献。
ここ数節失われていた「起点」として高いクオリティを発揮した。
対するブレントフォードは既に残留は安全圏と見ていいだろう。
前節はサンドロ・トナーリのスーパーゴールに沈んだが、同格の相手にはしっかり勝ち切っている印象。
一方ビッグ6との戦績は振るわないのが今季のビーズだ。
チェルシーとしてはビッグ6の矜持を示したいところである。
トッテナム戦からわずか2日ということもあり、チェルシーはスタメンを5枚変更。
トシン・アダラバイヨがCBに入り、リース・ジェームズが左のSBに入った。
攻撃陣ではパーマーとジャクソンに休養が。
代わってノニ・マドゥエケ、さらにはキアナン・デューズバリー・ホールがMFの位置に入った。
選手採点
GK
ロベルト・サンチェス 5.5
安定感を取り戻した、、、という前節の評価は5分で覆ってしまった。
危険なパスミスの後に、トラップでミスを重ねると、その後はブレントフォードサポーターから煽られ続ける。
前半イージーなボールに犯したキャッチミスはもはや謎。
ただショットストップは冴えており、強烈なシュートを2つ好セーブ。
評価が難しい選手だが、そもそもそんなコメントをされる時点でキーパーとしての資質に疑問符がつく。
DF
トレヴォ・チャロバー 5.0
グストが消えた右サイドのカバーに奔走。
スピードに乗った相手と相対することが多く、苦戦を強いられる。
前節からの疲労もあったのか、この日はパフォーマンスもパッとせず。
コントロールミスからピンチを招くなど、足元もフワついていた。
2戦連続の活躍とはいかなかった。
トシン・アダラバイヨ 5.5
久しぶりの先発出場。
開始早々にセットプレーからゴールに迫るなど、攻撃面では迫力を見せる。
一方守備ではスピードのあるアタッカー陣に苦戦し、アフターチャージでイエローになることも。
ゴールキックからの空中戦では強さを見せたが、サイドからのクロスには危うさを感じさせた。
せっかくのスタメンの機会だったが、好アピールにはならず。
マロ・グスト 5.5
スパーズ戦に続き右SBで先発
中に入り出口になろうと試みるが、相変わらずメリットよりデメリットが目立つ。
彼がいないスペースを何度も突かれ、CBが対応に苦慮していた。
攻守ともにやや精彩を欠いた印象で、インパクトを残せず。
もちろん連戦の疲れはあるのだろうが。
中盤の動きは慣れ始めたように見えるが、組織として最適解とは言えない状態が続いている。
リース・ジェームズ 5.5
この日は左サイドで先発。
Wエースの一角であるエンベウモと激突。
スピードを武器にする相手に押され気味の展開が続き、危険な位置で入れ替わられることも。
全盛期の圧倒的な迫力を知るだけにやや寂しい。
攻撃面ではセットプレーを中心に高精度のキックでチャンスメイク。
まだこんなものではないと思うのだが。
MF
モイセス・カイセド 6.5
前節会心のフル出場、今節ももちろんスタメン
休ませるという考えはさらさらない。
というより休ませるなんて出来ないのである。
逆にカイセドを回避して攻めるブレントフォードはさすがだった。
前半はやや静かだったが、後半からギアを上げ中盤を支配。
セカンドボールを取り切り自分たちの時間帯を長く築く。
この日もイエローを回避し、取り消しまであと1試合となった。
エンソ・フェルナンデス 6.5
こちらも連続で先発出場。
間違いなくチェルシーの中核だ。
この日はパーマー不在もあり、やや攻撃的な位置に。
前節の決勝スコアラーは果敢にゴールに迫ったが、この日はシュートに力が乗り切らず。
特に後半はよく撃ったが、どれも抑えられた。
久々に強烈なミドルが見たいところ。
キアナン・デューズバリー・ホール 5.5
前節、短い時間ながらも好印象を残したKDH
その姿勢も買われたのか、今節は先発で出場機会を得る。
鋭いスルーパスを狙うシーンなどはらしさがあったが、フィジカル的に遅れを取ることも。
決して悪い出来とは言えなかったが、パーマーやエンソと比べると物足りない。
約60分の出場で交代となった。
FW
ノニ・マドゥエケ 5.5
復帰二戦目で先発に返り咲き。
右サイドから攻撃の起点となるが、期待されていたのようなインパクトは前半残せず。
無理が利くプレーでキープをしてくれるのはありがたいが、さすがにそれだけでは付加価値が低い。
ゴール前に顔を出すシーンも限られ、守備での貢献度も高いとは言えず。
後半の早い時間で交代となった。
ジェイドン・サンチョ 6.0
左WGの位置で仕掛けを担う。
良い位置で受けることもあったが、相変わらずシュートはブロックされることが多かった。
連戦であることを考慮するとそこまで悪くはない出来。
ただそろそろ結果に結びつくプレーが欲しいのは皆が思うところ。
この日は守備にもよく戻っており、その点は評価したい。
クリストファー・エンクンク 5.0
ジャクソンの代わりに先発出場するも、上手くボールに絡めず。
毎回のことではあるが、さすがに収まりが雲泥の差。
チームとして良い形でボールを受ける回数が少なかったのもあるが、エリア内も含め存在感が希薄。
組織的に機能しなかったこともあり、前半のみで交代となった。
交代選手
ニコラス・ジャクソン 6.0
後半開始から出場。
エンクンクにはない収まりとスピードで打開を図り、裏への抜け出しでゴールを脅かす。
明らかにエンクンクより機能しており、残酷なまでの対比だった。
エンソやバーマーからの信頼も厚く、何度もパスを引き出した。
投入直後を含め、相応にチャンスはあった。
前回対戦のような決定力は見せつけられず。
ペドロ・ネト 6.5
パーマーと共に後半の早い時間にピッチイン。
マドゥエケよりもシュート意識が高く、強烈なシュートを何度も飛ばす。
ほとんど慌てることのなかったフレッケンを何度も脅かした。
左足のクオリティやパンチ力ではマドゥエケより前に出ている印象。
大きなアクセントを与えただけに、得点を取りきりたかった。
コール・パーマー 6.0
やはり最後まで温存などできるわけもなく。
ネトと共にピッチに入り、攻撃を活性化させる
味方をおとりに使いながら何度もエリア内に侵入するが、やはり警戒度も高い。
ここ数戦、自身がストレスなく振れる機会はかなり限られている
それだけに思い切り振り抜けたラストプレーは悔しいシュートに。
マルク・ククレジャ 5.5
続々と投入された最後の主力選手。
おそらくはジェームズの時間制限によるものと思われる。
アグレッシブなプレーを期待されたが、やはり対面のエンベウモは強敵だった。
守備に追われる時間が長く、難しい対応を何度も強いられた。
より加速を狙ったチームのカンフル剤にはなれなかった。
監督
エンツォ・マレスカ 6.0
過密日程の対策に、大胆なターンオーバーを敢行。
結果、賭けには勝った。
前半はかなり危なかったが、なんとかスコアレスで折り返すと、主力の投入で後半は優位に。
ここまではプラン通りだと思われるが、点を取り切れなかった。
徐々にカウンターゲームに持ち込まれ、最後は勝点1も危うい展開に。
それでも苦手の敵地で最低限の結果は得た。
勇気のリターンとして、良くもなく悪くもなく。
終わりに
なんか毎日ブログ書いてる?
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