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コール・パーマー 6.7/19試合
今季もフルスロットルの絶対エース。
カイセドと並び唯一のリーグ戦全試合出場中で、トップ下から攻撃のタクトを振るう。
マドゥエケの覚醒やサンチョの加入もあり、良い意味で一時期よりは依存度が下がった。
それでもその質は攻撃陣で頭一つ抜けており、強烈ミドルから急所を抉るロングパスまで何のその。
プレミア史上初の前半4ゴール、プレミア史上初の12回連続のPK成功、クラブの年間最多得点更新と記録ずくめの24年を走りきった。
ECLは登録すらされておらず、リーグ戦に集中できているのも良いのだろう。
一方で平時の依存度は下がりつつも、「困った時のパーマー頼み」はマレスカ含めてまだ脱却からは遠いか。
せっかく同じポジションに良い控えがいるので、疲労管理も含めてコントロールと共存を図りたい。
フラム戦ではビューティフルゴールを沈め、解説者の戸田和幸氏も「天才の中でも上位に入る」と大絶賛。
見事なドリブル突破で中央を打開!
— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) December 26, 2024
🥶パーマーは今季のプレミア
⚽️12ゴール目を記録⚡️
🏆プレミアリーグ 第18節 #チェルシー v #フラム#年末年始はプレミアリーグ
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なお試合はその後逆転負けした。
ノニ・マドゥエケ 6.2/17試合
昨季後半からの良い流れを継続し、WGとして大きく成長。
得点関与に課題を残していたが、ウルブズ戦でハットトリックを記録するなど最後の質がレベルアップ。
元々打開力の高い選手だっただけに、鬼に金棒である。
というわけで他チームから完全にマークされる存在にまで格上げされ、今や彼の前には必ず二人が立っている。
徹底的なダブルチームに苦しむ時間も相応にあったが、ここ最近はクロスの意識を高め、壁を打ち破ろうという意思が垣間見える。
出来ることが増えていく、応援しがいのある選手である。
反面、「一点取ると手を抜き出す」とか「技術的な判断(でベンチ外)」とかメンタル面含めて改善点はまだまだあるとの監督談。
2得点関与も…チェルシー指揮官、マドゥエケの改善点に言及「もっとできる」
ネトとの健全な競争がチームを強くしている。
ペドロ・ネト 6.1/16試合
実績抜群、期待値トップクラスの新戦力はしっかりと平均値越え。
加入当初は左サイドでの起用が多かったが、サンチョの加入もあり右サイドでのプレーが増加。
徐々にリーグ戦出場時間を増やしていくと、献身的な守備貢献もあり、強敵相手にはファーストチョイスになった、、、のかな?
決してマドゥエケもサボるわけではないのだけれどね。
アーセナル戦では弾丸ミドルを沈め今季初ゴール。
さらにフィットした後半戦はさらなるゴール量産に期待したい。
幸か不幸か出場時間が調整されている格好になり、負傷癖が顔を出していないのもグッドポイント。
ミハイロ・ムドリク 5.6/7試合
色んなものが厳しい10番。
自分のポジションに何人も選手が来たのは、まあそう言うことだった。
カップ戦主体になってしまったものの、ECLは自身のレベルとちょうど良かったかも。
割と結果を残せており、見事なゴラッソを叩き込むなどハイライトとなるシーンも。
出場時間とゴール、らしさとドヤ顔がカムバック。
「The learning process is more slow compared to the rest but he is improving.(成長の過程はほかの選手より遅いけど、頑張ってるよ)」というマレスカの愛に溢れる叱咤も話題になった。
自信と理解ある指揮官を得始めた矢先、ドーピングテストに引っ掛かってしまった。
真相究明が待たれる間は当然試合にも出られず、全てが再び停滞。
IQが高い選手ではないが、決して薬に手を出すタイプのアホではないので、何かの間違いと信じるサポーターが大多数。
数年単位の出場停止もチラつく中、早期の復帰で指揮官からの期待に応えたい
ジョアン・フェリックス 5.9/10試合
ポッター末期唯一の希望が今夏に帰還。
2年前から大きく変わったチームだが、最大の差は同じポジションに絶対的存在が鎮座していることだろう。
テクニックや閃きはさすがにさすがなのだけれど、どうしても得点力で見劣りしてしまう。
見劣り、というか作ったチャンスに比して点数がどう考えても低すぎる。
シュート前後でため息の質が変わるタイプのプレースタイル。
名前とルックスからは考えられないくらい守備を頑張るタイプなので、上手く戦術に組み込んであげたいんだけどなあ。
ジェイドン・サンチョ 6.3/13試合
マンチェスターユナイテッドからレンタルで加入。
能力面のお墨付きに反し素行面でかなり懸念があったが、ここまでは遅刻の話も出ていない。
もうWGはよくない?と言われていた移籍最終日に加入したが、即座にスタメンに定着し価値を証明。
守備も結構ちゃんとやるので、スターリングの完全上位互換でしかない。
唯一無二のステップワーク、ドリブルとパスの絶妙な使い分け、タッチライン際でも時間を作れるキープ力を武器に、今や左サイドの完全な主力。
ここにスターリングを出していた昨季、なんだったのか。
やっぱり好きなチームでやるって大事なんだね。
加入から3戦連続アシストを記録するなど、周りとの連携も絶好調。
来季もよろしく頼みます。
タリク・ジョージ ー
マレスカが手元に置きたかった若手その②
コブハムから定期的に出るタイプのスピード系カットイン系WG。
残念ながらリーグ戦での出番はないものの、ECLでは両翼どちらもこなしている。
ムドリクがいなくなってしまっただけに、後半戦はより存在感を増していきたい。
ニコラス・ジャクソン 6.6/18試合
課題だった1vs1が改善され得点力が大幅にUPした我らがジャクソン。
今や押しも押されぬ絶対的CFとして1トップに君臨中だ。
元々ポストプレーやボールのデリバリーには定評があっただけに、決めきる力を手にした今は素晴らしいの一言。
ついでにエンソのゴールパフォーマンスでの脱衣をブロックする好守も披露し、大黒柱と言って良いだろう。
あれだけ仲の良かったイエローカードを防止する側に回る大成長ぶり。
Embed from Getty Imagesハーランドを中心とするプレミアCF戦線でもかなり上位に上がってきたのではないだろうか。
残りの課題を上げるならエリア内での動き出しだろう。
より怖いところに飛び込む姿勢が身につけば、いよいよレジェンド級の選手になれる。
クリストファー・エンクンク 5.9/18試合
悩みの種である。
実績も能力もあるセカンドストライカーだが、いかんせんポジションがない。
物理的に。
カップ戦ではポジションどうこうを全部無視して無双できるが、プレミアのガチ勝負だとちょっと困る。
プレミアのCBを抑え込むスタイルではないし、サイドから個で打開する選手でもなく、トップ下にはパーマーが。
シャドーとか2トップとかなら大活躍してくれそうなんだけどね、、、
ジャクソンとはあまりにタイプや出来ることが違いすぎるので、時間分担も難しい。
今のところECLでオーバーキルするのが最大の使い道になってしまっている。
マルク・ギウ 5.0/1試合
バルセロナからやってきた18歳、色々あってトップに残留。
正直リーグ戦ではまだまだ主力と見られてはいないものの、カップ戦では徐々に存在感を増してきた。
ECLでは第5,6節で5点を荒稼ぎし、1トップとして猛アピール。
ドリブル突破からヘディングでのゴールとパターンも多彩だった。
何よりこの年齢の選手にしては珍しく、本当によく守備に走る。
GKまで無限に突っ込んでいく姿は爽快で、誘ったミスが自身の得点に繋がることも。
既に身体が結構ゴツイのも良い。
ちなみにお誕生日はもうまもなくの1月4日。
おめでとう。
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