21-22シーズン チェルシー中間報告

はじめに

みなさんこんにちは。

私です。

21-22シーズンが開幕して、先日のアストン・ヴィラ戦で19節が終わりました。

年内にはあと1試合ありますが、CLもGSが終了してちょうど折り返しというところですね。

年末恒例、前半戦の振り返りです。

ちなみに私は開幕後わずか1投稿に留まりました。

とんでもない実働日数です。

というわけで前半戦のテーマは「稼働率」です。

それではいきましょう!

GK

16 エドゥアール・メンディ 7.0

正守護神としてスタートした今季も期待に応える奮闘ぶり。

魔の12月こそ失点がかさんだが、それでも18試合で13失点はさすが聖エドゥアール。

失点が増えてきてわかった特性として、メンディは点が欲しい状況だと結構ポジショニングが前目になる。

クロスをキャッチしてカウンターしたくなるのでしょうね。

ウェストハム戦では裏目に出ましたが。

とはいえ失点のほぼ全ては彼の責任ではない点は強調したく、OGだったりPKだったり、味方の裏切りに合ってるパターンが目立つ。

前半戦のハイライトはブレントフォード戦。

勢いに乗る昇格組の猛攻を驚異的な5セーブでブロックした。

さてそんなメンディは当然セネガル代表としてアフリカネーションズカップ参戦の予定。

この期間を守り抜けるかは今季の命運を分けそうなところ。

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1 ケパ・アリサバラガ 6.5

そんなメンディ不在期を託されそうな2ndGK。

ケパかあ。。。という不安はもう既に薄れており、今季はスーパーカップでの躍動を継続する形で良パフォーマンス。

カップ戦が主戦場ながら、2度のPK戦を超えたリーグカップでのセミファイナル進出はPKに滅法強いケパ神のおかげ。

メンディならば敗退していた可能性も実はそれなりにある。

リーグ戦は今のところ1試合の出場だが、スパーズ相手にCSを持ち帰った。

メンディ離脱が確定しているため、彼にゴールマウスを任せる期間が訪れるのは既定路線。

代役としてはこれ以上ない頼もしさだが、ロシアの地でも出てしまったゴラッソ被弾癖はどうすればよいのだろうか。

DF

6 チアゴ・シウバ 7.0

ありえないハイパフォーマンスを続ける37歳。

DFの皆さんが契約延長でわちゃわちゃしている中で、一番早く話がまとまりそうなのがこちらの最長老である。

それも経験枠とかまとめ役とかではなく、純粋に一番能力が高いDFとして契約しそうだから恐ろしい。

そんなシウバ御大将、なぜ活躍できているかというと、シンプルに足が速い。

アラフォーの身体能力ではないのである。

アスリート能力は高水準をキープし、カバーも良し、1vs1も良し、ついでにビルドアップからラストパス、おまけに今季は得点も2つと非の打ち所がない。

ひょっとして今後10年は安泰…?と思っていたがさすがに試合に出すぎていた。

前半戦終わりに腿裏をやってしまった。

むしろここまでよくもったというしかない。

今後はスタンドから檄を飛ばしてもらいたい

https://one-half-wisdom.work/thiago-silva-worldclass/

2 アントニオ・リュディガー 7.0

契約延長わちゃわちゃ組その①。

給料上げてほしさ全開なのか知らないが、今季はすこぶる元気。

得意のドリブル突進(突破ではない)は1試合に1度見られる名物となり、「リュディガータイム」として人気を博している。

高い身体能力を生かした守備はもとより、前半戦では攻撃面での貢献が多大。

PK獲得が多く、リーズ戦ではドリブル突破とポストプレーで2度のPKを奪取した。

CBとは何なのかについて毎試合考えさせられる。

年齢的にもキャリア最盛期で、昇給のラストチャンスというのはわかるのだけれど、一部報道にある金額はあまりにも高く、フロントが二の足を踏むのも致し方ない。

とはいえ現状代えが効く存在ではないこともまた事実であり、今日も元気にエリア内に突っ込んでいる。

4 アンドレアス・クリステンセン 5.0

契約延長わちゃわちゃ組その②。

なんか採点が低くなってしまった。

それはプレーというより契約で揉めて試合に出しづらいため稼働率が低い、というめんどくさい理由によるもの。

なんかずっと延長間近で止まっている。

延長しそうと思ったら条件変えてきたみたいな報道もある。

Windowsのアップデートみたいだ。

なおプレー自体はそこまで悪くなく、2,3年ほど前は目立った貧弱さも払拭した印象。

力強く競り勝つ姿も見られるようになり、成長自体は色濃く感じさせている。

ただ前述の理由から試合に出しづらく、チアゴ・シウバに過負荷がかかってしまったのは多分この揉め事のせい。

14 トレヴォ・チャロバー 7.0

今季最大のサプライズと言っても良いのではないか。

マウントやジェームズが既にチームの中心として躍動しているのに加え、若きDFがユース枠として台頭している。

トゥヘルが残したのも納得の22歳は開幕からスタメンを掴むと、その開幕節でいきなりスーパーミドルをぶっ放した。

無事にチェルシーのDFであることも証明し、今や右CBでは一番手になりつつある。

CLでもデビュー、さらにはゴールまで記録し、まさに開花のシーズンとなっている。

まだ若手ながら守備の安定感もあり、危険なシーンでのゴールカバーも的確。

最近は鋭いパスや持ち上がりも見せるようになってきており、隣とその隣のCBから学んでいることが伺える。

何が良いってシンプルに背が高い。

最後まで定着できなかったトモリとの差はそこなのかなあ。

GW9 Differentials: Trevoh Chalobah
(Premiere League公式より)シュートが上手いのは伝統

31 マラング・サール -

カンテ、なんか背伸びた?あれ、ズマ帰ってきた?と思っていたらサールだった。

見た目は二人を足して二で割った感が強い。

ちなみにプレーはズマ8割。

カンテの2割は身長に回ってしまった。

多分レンタル先が決まらなかった組の一人なんだろうけれど、やはりレンタルさせたかったなあというのが本音。

ちょっとまだ全体的にプレミアで戦う強度ではないようで。

貴重な左利きのCBなので、本来はリュディガーの控えくらいにはなってほしいのだが。

28 セサル・アスピリクエタ 5.5

今季の主将は出番なしの試合が目立つ。

これまでは右CBや右WBでプレーしていたが、現状ユース組2人の方が序列は高い模様。

さすがの主将も若干の衰えが見られるようにはなってきた感もあるが、どちらかというとあんまり試合に出てないことによる影響な気もしている。

コロナだったりケガ人だったりが続出しているため、今後は出番も増えそう。

というかここ数年、毎回この辺りから結局助けられている気がする。

私の読みではそろそろ左WBはじめます。

24 リース・ジェームズ 7.0

FWが点をとれない中、優勝争いに食らいついていけているのはWB陣の奮闘があってこそ。

その中でもさらに一皮むけた感があるのがこちらジェームズ。

ここまでリーグ戦では4得点、CLでもユベントス相手に強烈なのをお見舞いした。

守備面でも安定感が見られ、今や攻守における要の一人となっている。

ひとつ前のマウントともだんだん噛み合うようになってきたのも朗報。

ここ最近は疲労の影響からか若干のパフォーマンスの低下を感じるが、火の車な台所事情と過密日程を考えれば同情の余地は多分にある。

今季は中盤だったりCBだったりもやって(やらされて)いて、まだまだ不慣れながらプレーの幅はさらに広がっている印象。

21 ベン・チルウェル6.5

なんとも浮き沈みの激しいシーズンになってしまった。

開幕直後は心身ともにコンディションが整わず、ベンチを温める日々。

マルコス・アロンソの好調も出場機会の減少に拍車をかけ、某代表監督への罵声が渦まいた。

しかし第7節で出番を得ると、そこからは3戦連発と鮮烈なカムバック。

一気にスタメンに返り咲き、チームの好調を牽引した。

このままいけば南門もまとめて見返せるところだったが、事態は再び暗転。

ユベントス戦で膝の前十字靭帯を負傷してしまった。

保存療法で早期復帰を目指していたが、結局は手術を決断。

今季絶望がほぼ確実視されている。

チームの歯車が狂いだしたのもチルウェル離脱からで、その存在は極めて大きかった。

ゆっくり休んで帰ってきてもらいたい。

3 マルコス・アロンソ 6.0

元々説明のつかない選手だが、今季はさらに説明がつかない。

開幕からコンディション不良のチルウェルを差し置きスタメンに。

持ち前の攻撃力でオフェンスに迫力を加え、今季オープニングゴールとなる直接FKを沈めるなど幸先のいいスタートを切った。

チルウェルがそれ以上のパフォーマンスだったためスタメンを奪われたが、アロンソ自体が悪くなったわけではなかった。

チルウェル離脱後もなんとかなるだろう、むしろ連戦が不得手なアロンソが元気いっぱいで帰ってきてくれるのではと楽観視していたサポーターも多かったはずである。

ところが蓋を開けてみたらなぜかそこにいたのはここまで全試合フル出場してきたかのようなマルコス・アロンソであった。

元々守備に安定感がある選手ではないが、平気で相手のSB(WGではない)に抜かれたりするのでさすがにどうしようもない。

理由のわからない低パフォーマンスを続けているものの、序盤戦も踏まえ、ギリギリ及第点とした。

とはいえこのままこのプレーを続ければ補強必須ポジションになるのは必至なのだが。

そしてそんな彼を差し置けないもう一人のスペイン人レフティーは次の章からです。

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