チェルシーの現有戦力一覧だあああ 24‐25シーズン版

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FW

20 コール・パーマー

チェルシーというかプレミアリーグというか欧州サッカー全体で昨夏最高の獲得だった。

フィル・フォーデンという怪物がいたマンチェスターの青い方から、出場機会を求めてロンドンの青い方へ移籍。

間違いなくエンクンクの長期離脱を受けてのスクランブル補強だったが、その穴を埋めるどころか補って余りある活躍を披露。

決まりがない自由に動ける環境で22G11Aという圧巻のパフォーマンス。

逆に獲得していなかったらどうなっていたか考えるだけで恐ろしい。

卓越した左足の技術、コースを仕留める決定力、最後まで走れるスタミナに高いインテリジェンスを備える隙のないOMFで、守備での貢献度も高い。

EUROでは謎の冷遇を受けるが、決勝では一時同点ゴールとなる豪快ミドルを決め、自身とチェルシーサポーターの溜飲を下げた。

戦術貧弱系監督向け最終決戦兵器としての素養はもう十分理解しました。

さすがに今季は数字が落ちるだろうが、負担の分散は絶対必要である。

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11 ノニ・マドゥエケ

強烈なスピードと抜群のキレを持ち、大外から右サイドを切り裂くドリブラー。

引き締まった肉体は無理のある駆動も可能にし、失地回復やボールキープでもチームを助ける。

これまではカットインに偏重していたが、昨季途中から左を囮にした縦突破を会得。

元々のクオリティと選択肢の増加により完全に殻を破り、並のSB相手には確実に優位をとれる存在にまで成長。

同じレフティであるパーマーとの共存が課題だったが、これもパーマーが中央に、マドゥエケが右に入る形が見つかり、無事解消された。

ちょっと自我が強めな陽キャ気質は良いのだが、昨季は序列を無視してPKを蹴りたがってジャクソンと怒られていた。

ちなみに蹴らせるとそこそこ上手い。

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18 クリストファー・エンクンク

ブンデスリーガ得点王&MVPの実績を引っ提げて昨夏加入。

米国でのPSMから違いを見せていたが、大怪我で結局冬の補強みたいになってしまった。

復帰後も安定稼働は出来ず不完全燃焼となったが、今季のアメリカツアーはしっかりと乗り切った。

ブンデスのゴールゲッターというと、オフサイドとポストに愛されたティモ神がよぎってしまうが、エンクンクの決定力は本物。

両足から正確なフィニッシュを繰り出せ、タイミングよくポジションに飛び込む嗅覚も抜群。

昨季は短い出場時間ながら印象的なゴールを決めたが、なぜか毎回ビハインドだった。

そのせいで地獄のような試合を最後まで見ていたサポーターの慰めばかりで、お馴染みの風船パフォーマンスを披露できず。

今季は素直に喜べる得点を量産してほしい

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10 ミハイロ・ムドリク

爆発的な加速を誇るウクライナのスピードスター。

ヨーイドンなら身体能力自慢のプレミアDF達も置き去りに出来る。

ジャクソンとの相性も良く、コンビネーションで崩しを図ることも多い。

顔に似合わず、純粋なドリブル突破よりも、そこからのパスで光るものを見せるタイプ。

なおフィニッシュについてだが、この手の左専任右利きWGとしては信じられないくらいカットインからのシュートが苦手である。

まあ今のところはスピードスターであって、フットボーラーとしての諸々はもう少し改善を求めたい。

ものすごいスピードで滅茶苦茶なコース取りとか、緩慢な戻りで左SBを困らせたりとか、エンジンの使いどころがわかっていない模様。

今季は気合の入った坊主姿でプレシーズンに入る。

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7 ラヒーム・スターリング

星輪でお馴染みスターリング。

ラヒカスなどとは呼んではいけない。

イングランドではお馴染みのWGで、好調時のキレはさすがにさすが。

とはいえ確変期は基本短く、イージーなシュートミスやエゴイスティックなプレー、怠慢守備を見る時間の方が長い。

昨季は減量に成功し、序盤戦では代表復帰待望論が出るほどの好プレーを見せたが、時間経過とともにフェードアウト。

気づけば自信とエゴだけが肥大した高給取りが誕生しており、同じくシティ産のパーマーの活躍も相まって、序列が急降下した。

プレー面というより、給与やそのスタイルから売却待望論もずっとあるが、本人は残留する気満々とのこと。

お願いだから守備のやる気も満々にしてほしい。

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(追記:アーセナルへのレンタル移籍が決定)

19 ペドロ・ネト

モノホン。

高い短期突破力を誇るウルブズのエースがブルーズに新加入。

ヘッドダウンした独特の構えで繰り出すドリブルで、数的不利の状況も一気にひっくり返す。

スプリント力やテクニックだけでなく、球際の強さも持つ、まさにプレミア仕様のWGである。

どんなチームも大体ぶち抜かれているし、当然弊軍も手痛い一撃を浴びている。

2列目ならどこでも、困った時は最前線もこなせ、チェルシーでは左WGでの起用が想定される。

ここまでプロスペクト枠ばかりの補強の中、間違いなく即戦力。

あとは本当にケガだけ。

RJ、フォファナ、エンクンクと並んだ時には色々な意味で何かが起きるだろう。

15 ニコラス・ジャクソン

剛と柔を併せ持つセネガル代表CF。

体幹の強さやアフリカ系選手特有のリーチ、単騎突破も出来るスピードが武器で、フィジカル自慢の相手にも起点作りと仕掛けができる。

ついでに主審にも積極的に異議を仕掛けるが、普通にカードを出されまくっていた。

異議のイエローが得点数を上回るという珍事が起きていた。

プレミア初挑戦となった昨季はイージーなシュートミスも多く、序盤戦はやや苦戦の立ち上がりに。

それでもアフリカネーションズカップからの復帰以降は、ポストプレーヤーとしてもスコアラーとしても開花。

最終的にはリーグ戦14G・5A・10イエローとプレミア1年目のCFとしては十二分な成績をマークした。

まだまだ決められるシーンを外しているので、伸びしろは十分。

とりあえずCFなのにヘディングが下手すぎるのだけは何とかしよう。

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38 マルク・ギウ

バルセロナから今夏新加入。

なんと18歳。

もう若手の概念が理解不能である。

既にバルセロナのトップチームでデビュー済で、そのデビュー戦では見事なゴールも記録。

バルサのラマシア出身ということで技巧派かと思いきや、プレースタイルは純正なCFに近く、身体も張れる。

PSMでは泥臭いヘッドで得点を奪った。

レンタル予定かと思いきや、ジャクソン1枚体制の現スカッドでは残す可能性も相応にありそう。

41 アンヘロ・ガブリエル

昨夏獲得した左利き右WG

いや多すぎだろ左利き右WG。

純粋なドリブラーというよりかはトップ下に近いタイプで、プレミアだと大外はちょっと厳しい感もある

昨季はストラスブールにレンタルされ、今季もどこかへのレンタルが濃厚。

とはいえリーグアンでは一定結果を残しており、技術と期待は高い選手の一人。

できたらプレミアのどこかが良いなあ。

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32 タリック・ジョージ

今夏にトップチームに昇格した若手FW。

懸案の左サイドが下から上がってきたのは心強い。

マレスカからの期待も大きく、アメリカツアーにも帯同し、ちょっとだけ出場した。

まあとはいえさすがに今の2列目で出るのは難しいので、来季以降の勝負にはなるだろう

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36 デイビッド・ワシントン

前述のアンヘロ同様、ブラジルのサントスから加入。

CFが第一ポジションで、昨季はチェルシーに居残る形に。

とはいえまだ強度不足なのは否めないので、今季はチャンピオンシップあたりにレンタルに出したいところ。

まだチームに合流していない面々も含め、ここ最近は南米方面の開拓にも積極的である。

レアル・マドリードを目指している、なんて言われるのがわからんでもない。

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