※本ブログは2018年12月6日にはてなブログに投稿されたものです
こんにちは。基本的に眠い年末を過ごしている私です。欧州サッカー好きの皆さんもそうだろうなあと思います。こたつサッカー観戦、したいなあ
本日は12月6日に行われたウルブズ戦の感想と次節、王者シティとの一戦のプレビューです。あれ?結構ヤバくね?と冒頭で述べておきます。
それでは!
ウルブズvsチェルシー
プレミアリーグ第15節、ウォルバーハンプトンvsチェルシーの一戦がモリニュースタジアムで行われた。
実は全くもってウルブズが不調だったことを知らなかった、というかまともに見たのがシティとアーセナルを相手取っていた時。その2戦は格上相手に堂々のドローを演じ「ウルブズやるやん!」という感想。あの時は嬉しかったが自分たちに牙を剥く予感がなくもなく、「相手になったらめんどいなあ」とも。
最近は絶不調だったらしくここ6戦そのアーセナル戦以外は全敗。しかも大黒柱のルベン・ネベスがチェルシー戦は不在。
「まあいけるやろ、内容はともかくな」と思っていた。
その数時間後その予測があまりにも甘かったと痛感するなど知るよしもないのである。
試合前
中2日のチェルシーはターンオーバーを敢行。ウィリアン、アルバロ・モラタ、アンドレアス・クリステンセン、ルベン・ロフタスチーク、セスク・ファブレガスがスタメン。(ごめんウルブズはよくわからないんだ)
サポーターも4:45キックオフという過密日程ながら続々起床。
前日ワトフォードを破ったシティ以外のビッグ6もほぼ同時刻に試合開始。中にはマンチェスターU vsアーセナルのビッグマッチも。
試合開始(感想)
・主審はジョナサン・モス。試合を通じてチェルシー寄りだったような気もするがわけわからん判定がしっかりあったのでまあそこは相変わらず。
・最近の課題だった立ち上がりは改善されたか。
・アンカー起用のセスクは前に行ったり、エリア内にガンガンパスを出すので攻撃力はジョルジーニョより上かも。ただ奪われた時後ろに誰もいない案件
・今日も今日とて潰されるアンカー。セスクは降りてくることもなくビルドアップに苦戦
・カンテちゃんとアスピリクエタで頑張って組み立て
・そんな中ロフタスチークのシュートが相手にあたってゴールイン。試合全体を見ると一番輝いていた選手。3戦連発。
(The Telegraphより)チェルシーの中で唯一気を吐いたロフタスチーク
・ウィリアン、相変わらずFKはいいボールを蹴る。ただルイ・パトリシオも好セーブ。てかなんでポルトガル正GKが昇格組にいるんだよ
・精神科医に通ってたらしいアルバロさん、シュートはしっかり枠外
・前半終わり。特に危なげない出来だが追加点が欲しかった(盛大なフラグ)
・後半開始。マンチェスターU vsアーセナルを見ていた私が乗り遅れる。いつのまにか決定機も呪われしモラタさん、触れず
・ウィリアンの抜け出しといい決定機を決められないチェルシーFC。この流れはやっぱり
・ウルブズ同点。セスクを振り切ったギブス・ワイトのスルーパスに迷いなくヒメネスがズドン。アリサバラガさんの脇を抜く。ギブス・ワイトは目立っていた選手の一人。
・(ギャリー)クリステンセンの謎のパスミスからわちゃわちゃっとして今度はウィリアンがロスト。最後は右からのクロスにジョッタ。ケパさんブチギレで逆転のホームチーム。
・完全に乗ったホームスタジアム。歓声を受け守備の出足が3倍速になるウルブズ
・慌ててペドロ&ジルー。ついでにカンテ→コバチッチ。
・試合中からファール覚悟で止めに来たウルブズ。削るというより抜かれるくらいなら手で止めるという守備。気迫を感じる。
・セスクのシュートが枠外で勝負あり。
・ウルブズ、6戦ぶりの白星。チェルシーは連勝ならず。
・アーセナルが引き分けで勝ち点で並ぶ。ありがとうモウリーニョ
試合後(採点)
GK
・ケパ・アリサバラガ 5.5
1失点目は脇を抜かれた。ミスというほどではないが止められないわけでもなかった。2失点目はキレていい。あまりにもノーチャン。
今日はフィードがあまり安定しなかったがクロスになぜか積極的に飛び出すようになってビックリ。絶賛進化中でそこは嬉しいなあ。
DF
・セサル・アスピリクエタ 6.0
4年の契約延長にサインした実質主将。何をされようと振られない異常な守備力は相変わらずだが上がるタイミングには課題。いい時のクロスはすごくいいんだが、「いい時」を作るのが大変。
ウルブズが勢いに乗った時いなす組み立てが出来ずリズムを作れず。2失点目ではその前のシーンで止め切りたかった。
・アントニオ・リュディガー5.5
今日も今日とてハッスル。途中までは自慢のスピードで走り勝つなど良さを見せたがプレスに苦戦。サイドチェンジも最近は不発。2失点目では連携ミスと球際に競り負ける失態。とはいえ一番信頼できるCBであることに変わりはない。
・アンドレアス・クリステンセン 5.0
途中までパーフェクトに近い出来。ダビド・ルイスのような浮き玉なフィードはないが、ズバッと縦に通す楔は見事。それだけに2失点目に繋がったパスミスと、1失点目ヒメネスに寄せきれなかったことが悔やまれる。
完璧に見える試合中に1度はケーヒルになる現象は一体なんなのか。
・マルコス・アロンソ4.5
休暇とってください部長。
(The Independentより)ここ最近精彩を欠いているアロンソ。ブラックだからか?
MF
・セスク・ファブレガス 5.5
アンカーの位置でリーグ初先発。随所にセスクらしさは見せたが悪い方でもセスクらしさが出てしまう。このポジションだと守備の軽さはやはり致命的で1失点目で簡単に前を向かせた点は減点。
アンカーだったがボールを引き出す動きもなくリズムを作れなかったのも残念。エリア内でのポジショニングは良かったがラストでミス。精神科医のお世話になる?
・エンゴロ・カンテ 6.0
組み立てに苦戦しながらも奪われても即取り返し何だかんだ前進するよくわからない展開。クエタはともかくウィリアンとはうまく連携が取れず、1点を追う中で途中交代。
いいミドルを放つなど攻撃でも可能性を感じさせたが、彼がこのポジションにフィットする前にCL権がさようならしている可能性が怖い。
・ルベン・ロフタス・チーク 6.5
チェルシー唯一の得点者にして試合通じて好パフォーマンス。前への推進力、足元の技術、当たり負けしないフィジカルは圧巻で攻撃を牽引。得点シーンはラッキーだったが好調ゆえのゴールで公式戦3戦連発。
軒並み主力が不調になる中唯一の好調選手で次節も出番は必ずあるはず。マッチアップはおそらくベルナルド・シウバで、キープ力対決は見所満載。
FW
・ウィリアン4.0
決定機とボールを逸することに関してワールドクラスになってしまったウィリアン。序盤から献身的な守備を見せ、決して不調ではなかったはずがなぜか点に直結するシーンで選択を間違えてしまう。
まあミスするのは仕方ないにしてもその後アピールで足を止め、雰囲気を悪くするのはおよそ30歳の選手とは思えずしかも長年改善されてないのは看過できない。サポ間ではプリシッチ獲得論が再燃しそう。
・エデン・アザール 5.5
うーん。やっぱり調子よくないなあ。どうもアザールは周りに引っ張られるきらいがある、というか劣勢だと周りのサポートを途中で諦めて自分でなんとかしようとする癖がある。
まあ縦関係のアロンソやCFのモラタが不調なので気持ちはわかるが…。
・アルバロ・モラタ 5.0
肉弾戦が苦手なのかキープが上手くいかず、サイドに流れる癖は健在。決定機も仕留めきれず。不要なファール含め悪癖が治らないのはなぜなのか。精神科医変えよう
途中出場
・ペドロ・ロドリゲス 5.5
可もなく不可もなく。特に決定機にも絡めずタイムアップ。中を固められていたので得意のミドルで引き出したかった。
・オリビエ・ジルー5.5
十八番のポストプレーも不発で空中戦はクロスが来ない。オートマチックな組み立てが出来ない時はシンプルに彼の頭を狙う形も悪くないとは思うがサッリ哲学には反しているのかもなあ。
・マテオ・コバチッチ -
カンテに代わり出場。攻撃的IHの二人起用をやってみたが機能したとは言いがたく、セカンドボール奪取率は当然下がるのでシティ戦ではなさそう。随所に良さは見せたがサポートがなく孤立。
監督
マウリシオ・サッリ 5.5
ターンオーバーで起用した選手が軒並みスコアに関わるミスをしてしまったが、采配ミスというかこれしか選択肢はなく全て監督のせいではない。ただ1失点目と2失点目の間が短く、結果的に交代策は後手を踏んでしまった。
消耗が見られ、怪我との情報もあったマルコス・アロンソをスタメンにしてしまったのは唯一のミスだったが、意外と大きく作用してしまう。
番外
サポーター 7.0
早起きor徹夜で逆転負けを見せられる苦しい朝。「やっべHT中に寝落ちした!」って人が一番幸せそう。シティ戦は悲観論が渦巻くがなんだかんだ応援する。
マンC戦プレビュー
「ウルブズに勝てねーのにシティは無理ゲー」なんて言ってはいられない。
とはいえ現状のチーム力を考えると勝点3はかなり難易度が高い。良くて勝点1が妥当か。
ただシティも決して盤石の内容が良い勝ちではなく(もっともそれで勝てるのが盤石なのだが)、ケヴィン・デ・ブライネとセルヒオ・アグエロは欠場濃厚。コンパニも微妙ではあるが、代役がそれぞれベルナルド・シルバ、ガブリエル・ジェズス、ジョン・ストーンズ(ニコラス・オタメンディ)と豪華な面々。
控えに悩むチェルシーとしては「ふざけんな」の一言である。
ベルナルド・シウバのIH起用にあわせ、ラヒーム・スターリング、レロイ・ザネ、リヤド・マフレズでウイングを回しているが全員好調で、最近課題の左サイドを早急になんとかする必要あり。
チェルシーは覚醒の予感漂うロフタスチークくらいしか攻撃面ではポジティブな要素がなく、守備は特に左サイドとアンカーで改善必須。
ポゼッションの張り合いで後手を踏むことも予想され、中途半端な繋ぎはシティのハイプレスの餌食になるだろう。
サッリは哲学を貫くのか、リアリストになるのかも要注目。
スタメンは温存されたジルーとペドロを予想。左SBはアロンソ部長の有休消化が必要だと思われるが…
最後に
はい、というわけで今回は次回予告的な終わり方でおしまいです。
日程的にもシティ有利は動かないかなあ…。
サッリはおそらく哲学を捨てず「ポゼッションの取り合い」になると思います。
そこでプレミア屈指のハイプレスを誇るシティをかわす術と自信をどう伝授するかが個人的な最注目ポイントですね。
まあただシティ有利とはいえ、それでも迎え撃つは我らがホーム。ちょうどプレミアも折り返しが近くなり、前半戦最後の大一番、モノにできれば一気に上向きになるでしょう。
次節は土曜日の深夜です。寒いのでサポーターもコンディションをきちっと整えて推しチームを応援しましょう。
それではまた。
〜おしまい〜
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